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『赤塚ギャグの半分は「やさしさ」でできているのだ?!』
『おそ松くん』と『天才バカボン』―この本と同時に出た、各1冊の“より抜き”とは、収録作にダブりなし―、加えて『もーれつア太郎』の3作品から、それぞれ6編・8編・7編を収めた、いわば“赤塚ギャグ・バリューパック”的な1冊(収録は『おそ松』『ア太郎』『バカボン』の順で、『ア太郎』はページ数が多め)。いちばん最後にはオールスターキャストによる「いまにみていろミーだって」(『サンデー』掲載作?! )も収録(“赤塚オールスターもの”といえば、かつてコミックスに載ってるのを読んだきりの「天才バカボン番外地」なんてのも、また読んでみたいもんだが…)。
ウナギイヌ衝撃の初登場、少女マンガ調?! 「天才おバカボン」など、『バカボン』は“より抜き”収録作よりさらにラジカルなエピソードが集めてある。『ア太郎』は、やっぱり泣ける話が目立つ(いわゆる“『ドラえもん』の最終回”を連想させる展開なども)。そして『おそ松くん』の、スラップスティックの連鎖の中、フト姿を現わす「やさしさ」―たとえば、デカパンのおじさんが、悪さをしたチビ太を「ゆるス」、というコマ―には不意をつかれ、胸を打たれた。これはきっと赤塚先生の心の奥、深いところから出てきたもので、信じていい“ホンモノ”なんじゃないか……と、オレはしみじみ、思ったものだったが。
3作品の主要キャスト(と赤塚先生)が勢揃いした、見開きサイズのカラー口絵つき。巻末の解説は『釣りバカ日誌』の北見けんいち氏で、フジオ・プロで過ごした若き日々の思い出を綴っている。